Avidemuxを使いこなす上で、フィルターは最も重要な役割を果たします。
この道具を上手に扱えるか否かで、その便宜性は天と地ほどに差があります。
とりわけ、動画を編集する上で最も重視すべき要素と言えるのです。
このページではAvidemuxにおけるフィルター、Transformの使用方法を説明します。
Transform(トランスフォーム)
「Transform」には視覚効果の高い加工を可能とするフィルターが集められています。切り抜き・アスペクト値の変更・反転など画像編集ソフトでもおなじみの加工から、フレームレートの変更・フェードイン効果付加など動画編集ソフト特有の加工まで、幅広い編集能力を有します。
ここでは「Transform」に含まれるフィルターの使い方を書きます。
「Crop」
動画全体の一部分をカットできる。「Crop Left」、「Crop Top」、「Crop Right」、「Crop Bottom」に各々数値を入れ、「OK」をクリックすれば設定完了。
「MPlayer Resize」
動画のアスペクト比率を変動させるフィルター。「Width」、「Height」にそれぞれ値を入力し、「Destination」を適した数値に変える。
「Resize」
MPlayer Resizeに同じ効果。違いがよくわからない。
「Add black borders」
動画全体に黒枠を挿入。「Left border」、「Right border」、「Top border」、「Bottom border」に値を入力。
「Blacken borders」
Add black bordersに同じ。違いがよくわからない。
「Vertical filp」
動画全体の画像を上下逆転する効果を持つ。使いどころがわからない。Avidemuxには妙な機能のフィルターが多い。
「Rotate」
動画全体の画像を回転させる。「Angle」から、「90degrees」、「120degress」、「270degress」のいずれかを選択する。
「Resample fps」
フレームレート値を変えるフィルター。「New frame rate」から数値を入力。フレームレート(下記アドレス)参照。
「Reverse」
動画を逆再生化にする効果を持つ。
「Fade」
フェードイン、フェードアウト箇所を作ることができる。「Fade type」から「In」・「Out」の選択を行い、「Start frame」・「End frame」を使って効果を持たせたい範囲を決定する。「Fade to black」のボックスにチェックを入れることにより、イン・アウト時をブラック化できる。