Avidemuxで結合etc

Avidemuxは、その高機能さ故に初心者には扱いづらい側面を持ちます。
ここでは、需要の高い「結合する方法」を中心としたAvidemuxの使い方を説明していきます。
結合方法以外には、カット、音声抽出,日本語化など使用方法を解説します。
なお、Avidemuxにおけるインターフェースの操作方法は、直下の「Avdiemuxの使用方法」を参照して下さい。

 チュートリアル   結合する  形式だけを変換     カットする    音声関連の編集    日本語化したい     エンコードできない
線

Avidemuxの使用方法

トップ
 

@、「File」から「Open」、「Append」、「Save」、「Save Project」が行える。なお、「Open」、「Save」は直下のアイコンからも操作可能。

A、上のプルダウンメニューから順に、映像コーデックの選択、映像コーデックの設定、映像コーデックフィルター設定、音声コーデックの選択、音声コーデックの設定、音声コーデックのフィルター設定、コンテナの選択が可能。

B、バーを動かすことにより、編集中の動画内容を把握できる。F、Gと合わせて確認すれば、「今Hに表示されている映像は何番目のフレーム(F)で再生開始から何秒後(G)の画像に該当するのか」といった認識が可能。

C、Bを弄らずに動画進行の管理が可能。左のアイコンから順に、再生、停止、1フレーム戻る、1フレーム進む、一定数のフレーム分戻る、一定数のフレーム分進むの操作が行える。

D、左のアイコンから、現在のフレームをマークする(前部用)、現在のフレームをマークする(後部用)の設定ができる。両アイコンでフレームをくくった範囲には、「Edit」(@)のカット、コピー等が適応される。

E、左のアイコンから順に、前のブラックフレーム(真黒の画像)に戻る、次のブラックフレームに進む、最初のフレームに戻る、最後のフレームに進むの操作が行える。

G、左部は現在の経過時間。右部は動画全体の再生時間。左に数字を入力することにより、該当画像を表示できる。

H、動画の内容を画像で表示。Bの動きに合わせて表示される。

  



結合

 Avidemuxは2つの動画を結合してひとつの動画ファイルにまとめることができます。ここでいう動画の結合とは、「動画A(再生時間10分)+動画B(再生時間10分)=動画C(再生時間20分)」と2つの動画合体させて新たな動画Cを生み出す方法です。ちなみに、結合させる動画は同一のフレームレート値(ftp値)である必要が不可欠な点に注意して下さい。値が異なる場合、エンコードした動画は致命的な音ズレを引き起こします(厳密には、フレームレート値は動画Aが適応され、動画Cにおける動画B部が音ズレを起こす)。以下に具体的な手順の例を記します。

 手順1、Avidemuxを立ち上げ、結合したい動画(前部)を「Open」から選択する

 手順2、「File」から「Append」をクリックし、結合したい動画(後部)を選択する

 手順3、結合と各々設定が終了したら、「Save」をクリックしエンコードを開始する

 文章説明でわからない方は、真下部の動画をご覧下さい。Append以前と以降にタイムバー下の再生時間が増加していることを確認いただけると思います。




動画形式だけを換えたい

 動画の利用目的に応じて、手元にある動画を編集せず形式だけを変更したい場合があります。形式の変換だけにAvidemuxを使用したい人に向け、以下に手順を示します。

 手順1、Avidemuxを立ち上げ、編集したい動画を「Open」から選択する

 手順2、左の「Format(形式)」から、変換したいコンテナを選択する

 手順3、「Video(映像)」、「Audio(音声)」を選択形式に適応させて「Save」をクリック(各々形式の適応コーデックは取り扱い形式を参照)

 手順4、エンコード終了まで、しばらく待機



カット

 動画編集において、TV録画動画のCMカットなど、不必要な場面をカットする機会は多々あります。ここではAvidemuxで素材動画の不要な部分のカットだけを目的として使用する人のために、その手順を書きます。

 手順1、Avidemuxを立ち上げ、編集したい動画を「Open」から選択する

 手順2、Avidemuxの下部のタイムバーを使用し、カットしたい範囲を決定します。具体的には、カット開始部の地点でタイムバー直下に表示されている「A」アイコンをクリックします。カット終了部の地点で、同様に「B」アイコンをクリックします。

 手順3、削除範囲が決まったら、タブの「Edit」から「Cut」をクリックします。

 手順4、選択範囲がカットされた後、出力コンテナ等設定し、そのまま「Save」からエンコードを開始します。



動画の音声を差し替える

検証中



音声だけを出力したい

 ある動画ファイルから音声だけを抽出したいことがあります。以下に、そのために必要な手段を記します。なお、動画ファイルの形式によっては目的の音声形式を抽出できない可能性があります。その場合、いったんコンテナに適応した音声形式で出力し、その後に他の音声変換ソフトで目的の形式変換を行って下さい。

 手順1、「Open」から出力したい音声を含む動画を開く。

 手順2、「Audio」で出力したいコーデックを選択(コンテナに対応している形式)

 手順3、タブ欄の「Audio」から「Save」をクリックし、抽出を開始する



音ずれを修正したい

 音ずれの原因には次の理由が挙げられます。

1、動画素材自体が音ずれを起こしている
2、結合時に、ファイルの追加を複数行っている
3、結合時に、各々動画のftp値が異なっている
4、使用しているPCのスペック不足による不具合

 「1」の場合は、素材自体に原因があるため、素材動画単体の音ずれを修正する必要があります。そのための手順は以下の通りです。

手順1、Avidemuxを起動し、音ずれをしている素材動画を「Open」から選択する
手順2、「Audio」の「Filters」から「Time shift(ms)」のボックスにチェックを入れ、数値を入力する(例:音声が遅れている場合「-1000」、音声がはやく聞こえる場合「1000」)
手順3、「Audio」の「Shift」ボックスにチェックが入っているかを確認(空欄ならばチェックを入れる)
手順4、必要な設定、編集を行い、エンコードする。

 「2」はファイルを追加する毎に微量の音ズレが発生し、後に追加したファイルはその微量な音ズレが顕著化したことに起因します。後に追加したファイルほど、歪みの大きな音ズレが発生しているのです。この場合の解決法は調査中です。

 「3」の場合は、連結させる全てのファイルにおけるfpt値を統一する必要があります。例えば、動画A、動画Bを結合させたいならば、動画A、動画Bのftp値を同じにする必要があります。動画Aのftp値に合わせたいのであれば、Avidemuxを使用し、動画Bのftp値を動画Aと同じに設定し、エンコードして下さい。動画Aと動画Bのftp値が同一になった時点で結合すれば問題は解決します。

 「4」の場合は問題の解決法がありませんので、あきらめて下さい。強いて方法を挙げるのであれば、PCを新調して下さい。



Avidemuxの日本語版

 Avidemuxで日本語化を参照し、日本語版のAvidemuxをインストールして下さい。



各々形式でエンコードできない


 取り扱い形式を参考にし、コンテナの適応コーデック・注意事項を反映させる


Avidemuxの使い方|TOP


inserted by FC2 system